卒業生による「卒業後の職業を語る」(I)

2010/07/10
第1回卒業生による「卒業後の職業を語る」を開催しました。
今回は、
  「栄養教諭」の松本先生
 「学校栄養職員」の吉田さん
そして
 一般企業「M乳業」の柳田さん
に来ていただいて、それぞれの職業に関して、失敗談ややりがいについてお話をしていただきました。主に、1年生を対象にして話をしていただきましたが2年生や3年生も出席し、聴講していました。みんな、将来の職業選択の参考になったかな?
次回は
 「保健センターの管理栄養士」 、
 「病院の管理栄養士」 、
 「大学職員」
の方々に来ていただいて、
 7月17日11時から
 9号館3階9303教室
で開催します。1年生ばかりではなく、2年生、3年生、さらには卒業生や高校生の参加も歓迎いたしますので、積極的な参加をお待ちしています。

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卒業生による管理栄養士のやりがいについての座談会が開催されました。

2010/05/23
 5月22日、卒業3年目の人たちが大学に集まり、管理栄養士のやりがいについて語り合ってくれました。徳島で開催されている「日本栄養食糧学会」に参加するために徳島に集まってきたのかと思いきや、それとはまったく無関係な集まりだったようですが、今の彼らの現状について忌憚ない意見を聞くことができました。



A(大学病院→老人保健施設→病院)
 大学病院では1年目は厨房が中心で、2年目から病棟に行くようになりました。あまりの多忙さで、体調を崩してしまったので、老人保健施設に移りました。そこでは自分を高めることができないと思ったので、また、病院の管理栄養士として働くようになりました。  
老人保健施設の管理栄養士では、厨房が委託だった関係で基本的には調理作業には携わってはいませんでしたが、調理作業の遅延を補うために厨房に入ることもありました。管理栄養士としての面白さは、なんといっても「人と接すること」と思っています。いろいろな話を聞きながら、患者や入所者の背景を思い描いていく。そして、その方たちが元気になるような食事を考えることが管理栄養士の仕事です。ちょっとした工夫、例えばスプーンの柄を太くするだけでも、食べる量が変わってくることにびっくりしています。また、ずっと車椅子だった入所者が食べる量が増加していく中で立てるようになり、「この人はこんなに大きな人だったんだ」とびっくりしたこともあります。


B(老人保健施設→病院)
 先日、ある研究会で、精神科の医師から「最近、増加しているうつ病に最初に気がつく可能性の高い医療スタッフは管理栄養士だと思う」といわれたことがあります。確かに、なんとなく調子が悪い、食べられない患者さんは、初めに内科を受診するのですが、診察や検査で異常が認められず、食欲不振や体重減少があるので「栄養指導」にまわされてくることがあります。その時に、いろいろな話を聞きながら、患者の生活背景や現在の状況について時間をかけてじっくり話を聞くのが管理栄養士の仕事の第一歩です。その時に気がつくこともたくさんありますし、いわゆるカウンセリングを必要とする患者に気がつくこともあります。


C(病院)
 栄養相談を実施にしていてもカウンセリングが必要だと思うことがあります。それで、カウンセリングの勉強会に出たりすることもあるのですが、他の職域を侵しているようでなんとなく、やりにくいと思っていました。精神科の医師がそう指摘してくださるのは、ありがたいですね。


D(大学院博士前期課程修了→病院)
 入院している患者でも、初めから話をしてくれる人は少数で、事実関係が違っていることも多いけれど、患者が言った事を覚えておいて、次の機会に、その話をすることによって患者が「自分のことを覚えていてくれる」と思ってもらえることが大切だと思います。何度も患者の話を繰り返し聞くことで、初めてこちらの言う内容を聞いてもらえるようになることを毎日、実感しています。



E(老人保健施設)
 厨房にただいるだけでは面白くないけれど、入所者と話をしたり、入所者が元気になっていく様子をみることが管理栄養士としての喜びです。厨房が独立していて、管理栄養士のいる部屋も一人きりなので、自分から意識して入所されている方々のところに行って話しを聞くようにしています。


他にも多くの話を聞くことができました。今度は、1年生の前で、「管理栄養士のやりがい」について一度、話をしてほしいとお願いしました。
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