食物専攻:学生食堂でのシカ肉料理提供に向けて①「食害防護のネット張り体験」

9月30日、とくしまCOC教育・研究・社会貢献プログラムの一環で、食物専攻2年生が那賀郡那賀町沢谷の南高城山と、同町木頭の木沢シカ肉等加工施設へ行きました。目的は、「食害防護のネット張り体験」と「捕獲されたシカ肉の解体方法を学ぶ」です。
まず、標高1,300mのファガスの森で、南つるぎ地域活性化協議会の方より説明を受けました。
防護ネットの他ロープやアンカーなど、たくさんの荷物があります。学生もロープなど軽いものを運ばせていただきました。

壁のように急な道を登ります。木の根が張り巡らされて階段状になっているところもありました。

現地に到着。木の皮が食べられ、枯れ木になっているものがたくさんありました。
学生は県や徳島森林管理署、登山愛好家でつくる「南つるぎ地域活性化協議会」の会員の方々と共に作業します。徳島森林管理署の方からネット張りの手順の説明を受け、いよいよ開始です。

支柱を1m間隔で立て、ネットを広げて行きます。約40m×40mの四方を囲みます。

ネットを広げたら、下のロープをプラアンカーで留めます。人が出入りする箇所以外はネットが弛まないようにきっちり留め、シカの侵入を防ぎます。

ネットの外側・内側に、支柱からロープを固定し終了です。
急斜面の不安定な足場で、初めての作業で戸惑いながらも頑張りました。
食害を少しでも減らそうと日々対策をされている方々には本当に頭が下がります。
少しはお役に立てたでしょうか?

昼食はファガスの森で、シカ肉料理(カレー、ハンバーグ、炒めもの、サラダ)をいただきました。軟らかくて臭みもなく、とてもおいしかったです!

なお、この内容は記事として2017年10月1日の徳島新聞に掲載されました。

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