徳島音楽
コンクール
Tokushima Music
Competition
実行委員長からのメッセージ

徳島音楽コンクール実行委員長
ジュゼッペ・マリオッティ
[徳島文理大学音楽学部長・教授]
ジュゼッペ・マリオッティ
[徳島文理大学音楽学部長・教授]
審査では、テクニックより音楽性を評価します。
「レガート(音と音との間を滑らかに演奏する方法)が適切ではありません。」
「左手が大きすぎます。」
「左手が大きすぎます。」
多くの音楽コンクールの審査員は、よくこのような批評をします。
また、各賞の受賞者を選ぶための評価基準として、演奏におけるテクニック的な要素が大きな割合を占めることが非常に多いのです。
そうした現状の中で、徳島音楽コンクールは創設以来、全ての部門において、プロフェッショナルで公正な審査に重きを置いてきました。
全審査員は、演奏の、ある一面のみを評価するような審査方法は、参加者にとって正当な評価ではないと常々感じています。
そして受賞者を選ぶ際は、演奏だけでなく、前面に押し出される「人間性」を追求してきました。
徳島音楽コンクールは、演奏テクニック一辺倒ではなく、それについて先入観や偏見のない、素直な若い音楽家を心より歓迎します。
そして高度なテクニックというよりは、参加者がこれまでに育んできた音楽性を高く評価しているのです。
そして高度なテクニックというよりは、参加者がこれまでに育んできた音楽性を高く評価しているのです。
このような徳島音楽コンクールの姿勢が参加者数の増加、出演者のレベル向上の理由であると考えています。
単に順位を競う場としてだけでなく、音楽家同士が音楽を通して刺激し合い、またいろいろな事を学ぶ場として、みなさんの参加をお待ちしています。