アクティブラーニングで学ぶ様子
21世紀のわが国には、高齢者の介護、児童の健全な育成、障害者の自立など、人々の生活をサポートし、地域社会の福祉に貢献できる人材が求められています。
卒業と同時に、「社会福祉士」と「精神保健福祉士」の国家試験受験資格を得ることができます。
また、所定の科目を履修すれば「高等学校教諭一種免許状(福祉)」も取得可能です。
■卒業生の就職内定先
福祉に関する相談に応じ、助言、指導などを行います。社会福祉全般に関する幅広い知識と専門的な援助が必要です。
●
各県・市の福祉事務所でケースワーカーと呼ばれ、様々な理由で生活が困難な人の相談に応じ、解決策を提案します。
●
各市町村の福祉関係の部署で、例えば高齢者のための介護保険や年金、障害者の施設利用などに関する相談にも応じます。
●
総合病院で、医療ソーシャルワーカーとして、医療費や病気、生活や家族のことなど多くの相談に応じて、患者やその家族を支援します。
●
児童相談所や、福祉事務所、市町村役場で、子どもの福祉や子育て家庭に関する相談に応じます。母子家庭の支援も重要な仕事です。
●
各種の障害者施設で、障害者の日常生活援助や就労支援などの具体的な仕事をします。
●
高齢者福祉施設や介護保険関係の事業所・施設で、介護や生活に関する相談に応じます。 特に介護保険法の規定する「地域包括支援センター」では、高齢者の権利擁護や虐待防止等の役割を担っています。
●
児童福祉施設で、児童指導員として、子供達の育成という非常に責任の重い職務に就きます。
●
社会福祉協議会の「地域福祉専門員」や「生活支援員」として、地域住民の生活を援助します。
●
『社会福祉士事務所』を開設し、高齢者や障害者の福祉サービスや権利擁護、子育て支援等の活動を行う人が増えています。
精神に障害のある人が社会復帰できるように相談や援助を行います。障害者福祉の領域に加えて、精神障害に関する専門知識が必要です。
●
都道府県や市町村の精神保健福祉に関する相談機関(精神保健福祉センター、保健所など)で、 地域住民の『心の健康(引きこもり・アルコール依存・家庭内暴力など)』についての予防や研究活動を行うと同時に、実際の相談にも応じます。
●
精神病院や精神科クリニック等の医療機関で、PSW(サイキアトリック・ソーシャルワーカー)として、 患者の生活上の相談に応じたり、社会復帰の援助を行います。
●
精神障害者の福祉施設や認知症高齢者施設等において、日常の生活援助や就労支援、利用者の家族の相談に応じます。
●
社会福祉協議会の「専門員」や「生活支援員」として、精神障害者の地域生活を援助します。
●
精神障害者の生活援助や社会復帰を支援するNPO等での仕事や、社会福祉士等と福祉サービスをコーディネイトする事業所を展開する人も増えています。
高等学校で、教科「福祉」を担当する教員に就くために必要な免許です。2003年以降、高等学校では専門教育に関する教科として「福祉」が設置されました。
●
高等学校