学科案内
学科長あいさつ

 従来の歯科衛生士の仕事は、歯科クリニックで行う虫歯や歯周病などの歯科疾患の予防処置や保健指導および歯科診療補助が中心でしたが、歯科衛生士の活躍の場は急速に広がっています。歯科衛生士は、「人が一生口からおいしく安全に食べることを支える」歯科医療の担い手として、幼児期からの歯磨き指導や食育にはじまり、高齢期においては食物などが誤って気管に入って起こる誤嚥性肺炎や認知症の進行を抑える専門的口腔ケアなどライフステージを通したさまざまな役割が期待されています。本学科は、高度な技能を持って他の専門職と連携して「口の健康を全身の健康につなげる」ことができる新時代の歯科衛生士の養成を目標にしています。
 4年制の歯科衛生士養成課程である本学科は、歯科衛生士業務に関する科目のほかに、一般教養科目をはじめ、歯学や医学、食物栄養、チーム医療および社会福祉等の科目を幅広く学びます。実習は学内実習のほか大学病院や高齢者施設、一般歯科クリニック、附属幼稚園等で行う臨地・臨床実習があります。他学科の学生と合同で行う授業や演習もあり、共に青春を打ち込む課外活動など総合大学ならではの充実したキャンパスライフを送ることができます。
 口腔保健学科は1.最新・最高の設備、2.充実したカリキュラム、3.教育・臨床・研究の優れた実績を持つ熱心な教員組織と、どれをとっても他大学に引けを取りません。一緒に新しい学科の輝かしい伝統の土台を作りましょう。

学科長 岩城由幸 教授
学科長 岩城由幸 教授
学科の特色
人々の生活を支援し、社会に求められる福祉の専門家を養成します
歯科治療における診療補助や人々の健康管理に貢献できる

インプラント治療や歯周外科治療などの診療補助のほか、感染予防や全身管理を行うために必要な高度な知識・技術を修得。生活習慣病の予防にも有効な、咀嚼(そしゃく)指導や栄養指導についても学習します。

高齢者や子どもの口腔ケア、歯科疾患の予防方法も学べる

介護の必要な高齢者への口腔ケアや口腔リハビリテーションの方法、幼稚園や小学校で養護教諭等と連携して行う歯科疾患の予防・食育に関する歯科保健教育の方法を身につけ、多彩な現場で活躍できる歯科衛生士をめざします。特に1年次に行う早期体験実習で附属幼稚園の園児と接し、2年後の臨地実習で年長児になった園児の成長の様子が確認できるのも本学ならではの取り組みです。

チーム医療を在学中から実践的に学ぶことができる

看護学科や理学療法学科、人間福祉学科、食物栄養学科など、他の医療福祉等の関連学科と連携して、在学中からチーム医療を学ぶことができます。 これは、9学部27学科の総合大学である徳島文理大学ならではの学びの特長です

最新の歯科診療設備が整う恵まれた学習環境を用意

40名の定員に対して、実習に欠かせない診療ユニットを25台用意するなど、十分な実習環境を確保しています。そのほか、歯科用X線装置を有する模擬歯科診療室を備え、歯科医療の現場で実際に使用されている最新設備を使って実践的に学びます。

教員紹介
2019年4月 現在
教授・学科長
中野 雅徳
Nakano Masanori
口腔保健学概論、補綴系歯科学、摂食嚥下リハビリテーション学、口腔介護学
教授
三宅 洋一郎
Miyake Yoichiro
微生物学、生化学、オーラルヘルスプロモーション、歯科英語、コミュニケーション論
教授
富岡 重正
Tomioka Shigemasa
歯科麻酔学、薬理学、歯科医療リスク管理学、人体の構造・機能学、口腔解剖学・口腔生理学、摂食嚥下リハビリテーション学
教授
西川 啓介
Nishigawa Keisuke
補綴系歯科学、医療情報処理学、医療倫理学、歯科診療補助論、高齢者福祉に対する支援と介護保険制度
教授
藤澤 健司
Fujisawa Kenji
口腔解剖学・口腔生理学、病理学、外科系歯科学、高齢者口腔保健衛生学、口腔保健臨床実習
教授
吉岡 昌美
Yoshioka Masami
口腔衛生学、歯科衛生統計、歯科保健指導演習、社会調査の基礎、口腔保健臨床実習
准教授
篠原 千尋
Shinohara Chihiro
保存系歯科学、病理学、口腔疾患予防学、口腔疾患予防学実習、歯科診療補助論基礎実習
講師
中江 弘美
Nakae Hiromi
口腔保健学概論、口腔疾患予防学実習、歯科診療補助論基礎実習、歯科保健指導演習、口腔保健臨床実習T・U、地域歯科保健臨床実習
講師
十川 悠香
Sogawa Yuka
口腔保健学概論、口腔疾患予防学実習、歯科診療補助論基礎実習、口腔保健臨床実習、地域歯科保健臨床実習
助教
森山 聡美
Moriyama Satomi
歯科診療補助論基礎実習、現代社会と福祉